21 5月

「互いに引き出しあえる個性的潜在能力」

私達の取り組みである就労トレーニングで一番大切なところは、自分の生活のリズムと自分に集中力を身につけることある。働くことが先にありきではない。
更に言うならば、働くことが目的ではなく「生きる」に集中すること、それを学ぶことが大切であり、そのための術を会得することが中心的テーマである。
それが、「病気の回復・人間性の回復・病識の回復」へと解放されていくことになると私は信じる。
働くとは、「人」の「力」が「重」なり合うところから成り立つ世界である。一人でなせる業ではない。隣人とは違う自分に与えらた個性的潜在能力の可能性を互いに引き出しあう関係の創造がとても重要である。「足を引っ張る」ことなく、「足が乱れる」ことなくである。